驚異的に視力がいい民族としてよく知られている「マサイ族」、その視力は「8.0」とも「10.0」とも言われています。
なぜそんなに視力が良いのでしょうか?
マサイ族はサバンナの遊牧民です。
彼らは広大な自然の中で、山羊や、羊などを遊牧するため、遠くを見ること「眺視(ちょうし)」に長けている必要があります。
つまり、アフリカ系民族が特別に視力に優れているというわけではなく、眼の本来の使い方、普通に自然の風景をみるようなことをしているので眼があまり酷使されていません。
反対に私たちのような社会ではパソコンや携帯、スマートフォンの使用で、眼を凝視することが多いため、視力の低下が著しいわけです。
生活環境が変わり、眼の使い方が異なれば、視力は大きく低下するわけです。
そのため、マサイ族でも都市部で暮らしていると平均視力は1.0になってしまうとか(+_+)。視力が生活環境によって左右されることがよくわかります。皆さんも生活に『眺視(ちょうし)』取り入れてみませんか?
佐藤進眼科