皆さんは、今話題の「スマホ老眼」をご存知でしょうか?
最近、20代・30 代の若い人たちの間で、「手元が見にくい」「夕方になると物が見づらい」などといった老眼のような症状に悩む人が増えています。これは、スマートフォンなどの長時間の使 用による「スマホ老眼」と呼ばれる症状です。
・目のかすみ・目の疲れ ・ピントが合わない・肩こりや頭痛など、老眼に似た症状がでてきます。
原因は、長時間スマートフォンを見続けることで目の筋肉が凝り固まってしまい、一時的にピント調節が出来なくなってしまうからです。
近用作業でパソコンやタブレットよりもスマートフォンが取り上げられるのは、“近い距離で小さい画面を見る”ため、より目に負担をかけ酷使させているからのようです。
~ここで、子ども編です~
スマホ老眼は低年齢化していて、子どもにも症状は出てきます。成長期の子どもがスマホ老眼 になると、
・近視化 ・後天性内斜視・調節障害 ・ドライアイ・睡眠障害
などの病気につながり、深刻な状態をひきおこす可能性もあります。
大切な子どもたちの目・健 康を守るため、お子様のいるご家庭ではスマホの時間などを話し合い、ルールを決めて使用され ることをおすすめします。
スマホ老眼対策としては、症状がひどくならないうちに対処することが必要です。
★ 第一にスマホの長時間使用は控えましょう!!
★ どうしても長時間スマホを使用する場合は、次の5つの方法をとると効果的です。
①休憩をとる(作業を1時間続けたら、10~15 分は手を休めましょう)
②目とスマホの距離を保つ (40 cm以上の距離をあけましょう)
③眼の周りを温める(蒸しタオルやホットアイマスクなどで温めることで血行が良くなり目の筋肉がほぐれます。
④意識的なまばたきをする(眼の乾燥を防ぎドライアイ対策にもなります)
⑤目薬を活用する(疲れ目用やドライアイ用がおすすめです)
これらの対策をとりながら、少しでも目に負担をかけない上手なスマホ使用をしていきましょう。
(看護師 A)
★ 最後に目に異常を感じた場合は、早めに当院(佐藤進眼科)を受診されることをおすすめし ます。